なごやのホテル

ちょっと名古屋に用事あり。急いでホテルを予約したは良いが行ってみたら駅から遠いし目的地まで乗り換えだらけだし、、、。そんな状況にならないように名古屋の地理を熟知した私が目的地別に最適なホテル、エリアを紹介します

名古屋の珍交通システム 基幹バス2号系統

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名古屋の珍交通システム、基幹バス2号系統

系統路線図(--) | 路線図 | 市バス | 名古屋市交通局

全国各地様々な地域にバスは走ってると思います。

田舎ではメインの交通手段がバスという地域も多々あると思いますf。

大都市と呼ばれる地域でも「福岡市」などは地下鉄が走っていてもバス網が優秀すぎてバスの利用率が非常に高いそうです。

 

都会のバスというのは、基本的に渋滞が多いので5分以上の遅れは日常的。

名古屋でもほとんどのバス路線は時間が読めないのが実情。

しかしこの基幹バス2号系統は、そんな都会の渋滞の中を走る路線ですが、独自の交通システムで、まあ遅れないとは言いませんがそこそこの遅れで済んでる稀有な路線。

 

道の真ん中にバス停が

画像を見てもらえればわかる通り、3車線ある道の真ん中にバスレーンがあり、そして道の真ん中にバス停がある。バス停を作る為に車線が車線一個分ぐらいぐにゃりと曲がってバス停の付近では前から対向車が迫ってくる所も何箇所もある。

 

この色の付いたレーンは朝夕の数時間を除くと「バス優先」のレーン。朝夕の数時間は「専用」となるのでその時間帯は一般車の走行は禁止。時々偽警察官が立ってバスレーンの一般車を走行車線に戻してます。それ以外の時間帯は一般車も通行可能ですが、バスが来たら避けなければならない道。

とは言えあくまで「優先」なわけですが、車線変更が苦手な人や一般車は走ってはいけないと思ってる人がめちゃ多いので、通って良い時間でも全然空いてるレーンです。

 

一番恐ろしいのは

そして一番恐ろしいのは右折レーンの位置

普通右折レーンと言うのは一番右にあるもの。そりゃそうです。今から右に曲がるんだから。しかしこの基幹バスレーン、右折レーンが一番右にないんです。右折レーンだと言うのに右から2番目にあるんです。

右折レーンのさらに右側をバスレーンが通る。つまり右折待ちをしている右側をバス及び直進車が走ると言う事。

当然ながら右折の矢印信号のタイミング以外は右折は禁止。交差点への侵入もしてはいけません。と言うより危ない。信号は左折も直進も矢印しか出ない。信号の色自体はずっと赤のままと言う黄色と青が可哀想な信号。なので直進が青に変わったからと言って右折する為に交差点に侵入する事はないと思いますが、間違って侵入した場合後ろからドン!

 

 

一番恐ろしいのはⅡ

そして一番と言っときながらなんですがもっと恐ろしいのは、基幹バスレーンの中で2箇所(茶屋ヶ坂、汁谷)だけ、右折レーンが一番右に来る交差点がある。

あー、なるほどね。右折レーンは右から2番目にあるのね。

と思っていたら、おわっ!となる。

走った事ない人だとどうやって右折したらよいのか全くわからんと思う。一番右と言って元々右にあったバスレーンが右折レーンに変わるのかと思いきや、車線はそのままで一番右にあるバスレーンのそのまた右に右折レーンが出てくる。バスレーンを跨いで右に行けと言うこと。なのでどうやってもバスレーンを走らないといけない。直前で気づいても時すでに遅し。真ん中の車線からバスレーンを跨いで右折レーンに移動なんて簡単に出来ない。もたもたしてると後ろからドン!

 

 

一番恐ろしいのはⅢ

そして一番と言っときながらなんだがと言っときながらまたなんだが(⌒-⌒; )

もっと恐ろしいのは、この色の塗ってあるバスレーン、バス優先ではあるが午前7時〜9時と午後5時〜7時まで以外は一般車も走れる。

そしてこの色の塗ってある車線を走る車はくねくね曲がるこの車線を平気で80kmで走る。遅い車がいたらパッシングする煽る。

色の着いたこのレーンは速い車が走る車線との認識が当たり前となっている。何キロ出してようと速いのが来たら避ける。

 

さながら高速道路。

 

危険極まりない。

 

カオス

盆、正月、GWなど、県外からの車が多い時は必ずと言って良いほど大事故が起きてます。

 

そりゃそうだわな。

 

右折しようと右に出たら右折レーンが左に出てくる。右折レーンに移動しようにも既に右折車が止まってる。どうしようと思ってたら後ろから80kmの車が迫ってきてパッシングされる。あわてて動いたら直進車と接触寸前さらに前から対向車が迫る。

 

カオスと言う以外ない状況。

 

走り慣れてしまえば便利な道なんだが常に危険と隣り合わせの道。

 

しかし名古屋市的にこの道路は

 

自慢の交通システム

 

なんだそうです。

 

自慢の交通システム

確かにこの道路を走る基幹バス

ヒマな時間でも1時間に10本程、多い時間はそれ以上の本数のバスが走る。名鉄バス名古屋市営バスが乗り入れており、ひとつのバス停に何台もバスが連なる事もしばしば。

結構交通量の多い道を走ってるにも関わらずそんな本数が数分遅れぐらいで走る都会のバスってそんなにないだろうなと。

 

この道路付近は名古屋駅、名古屋栄から名古屋市役所を通り名古屋市東部の住宅地に向かう道。名古屋市は東に人口が多く、名古屋市営地下鉄東山線は常に混雑してる。

この基幹バスは地下鉄東山線と同じ方向に向いて走ってますが、東山線よりは2km程北を走ってます。

地下鉄から離れた地域に住んでる人にとっては非常に便利な交通手段なんですよね。

 

しかしまぁ、見慣れないこの地域以外の人からすると本当にカオスな光景でしかない。

 

名古屋にお越しの際は是非意味なく基幹バスに乗ってみて下さい。

 

基幹バスの主な行き先