画像は瀬戸市の深川神社
せと・まるっとミュージアム 瀬戸市観光情報公式サイトより引用
瀬戸市 陶器の町 瀬戸市のホテルとアクセスと便利なホテル&エリア
瀬戸市と言えば陶器、せともの。
せとものの「せと」は実は瀬戸市のせと
本格的な窯業の町で、尾張瀬戸駅周辺には大量のせともの屋があり、市内各所に窯が存在する。
瀬戸窯業高校と言う窯業を学ぶ高校が存在し(2021年に瀬戸工科高校に改称)若いうちから窯業を学ぶ土地柄です。
毎年9月の第二土曜日日曜日にはその周辺を中心にせともの祭りが開催される。
さて、瀬戸市にはホテルと呼べるホテルはそうたくさんはありません。愛知環状鉄道の新瀬戸駅裏に新瀬戸ステーションホテルと言う看板がありますが、裏から見るとただのアパートの入り口的な(⌒-⌒; )
瀬戸市のホテル
瀬戸パークホテル
新瀬戸ステーションホテル
旅行会社のホテル予約サイトの怪情報
そしてじゃらんや楽天トラベルと言ったトラベル系のサイトで瀬戸市と言う事で探すと、どの旅行サイトを見てもトンチンカンなホテルばかりがおすすめに出て来ます。さながら怪情報レベルの。
「瀬戸市」で検索すると地元の人間からすると全然不便な場所のホテルがかなりの確率で紹介されてます。
距離的には結構離れていても、一応近隣の春日井市、岐阜県多治見市は利用すべきエリアですが、小牧市や一宮市、犬山市とか、車で行ってもめちゃくちゃ遠いし、公共交通機関利用だとどうやっても名古屋まで一回出ないと瀬戸市に行けない場所のホテルが多く候補に出てくる。
何故そうなるかと言うと、愛知県内の地域の区分によるものなんです。
地域の区分で分けると、瀬戸市は愛知県で言う「尾張地方」に分類されます。
愛知県は大きく分けて西部を尾張、東部を三河、南に伸びる半島部分を知多と分けます。
区分的に、
名古屋はいわずもがな名古屋市。
西尾張は、一宮市、稲沢市、弥富市等、名古屋市より西側の部分を差します。名古屋から真上に行った小牧市やイチローの出身地、豊山町はどっちにもカウントされたりします。
東尾張地方は、今や全国地価上昇率No.1の長久手市、日進市、春日井市、そして瀬戸市などが含まれます。
旅行サイトではその「尾張地方」を一括りに瀬戸市に近いと紹介されてるんですね。
瀬戸市からの各市までの距離
名古屋市中心部 約15Km
春日井市 約15km
多治見市 約15km
小牧市 約25km
一宮市 約32km
犬山市 約37km
車で行くと
春日井市 下道およそ40分
多治見市 下道およそ30分
小牧市 高速でおよそ40分、下道1時間
一宮市 高速でおよそ1時間、下道1時間30分
犬山市 有料でも下道でも1時間超えます
全ての場所から道がめちゃくちゃわかりにくいです。
愛知県西部は「名古屋発」で大動脈としての国道が走ってます。名古屋以外の横の移動は大きな道は高速道路しかありません。一応国道155号線と言う道はありますが、あっちこっち曲がりながらとりあえず繋がってる道。しかも道は狭いのに大型車だらけでなかなかの道です。
なんせ、ここに挙げた市から自家用車での瀬戸市へのアクセスは難しいです。
ホテル予約サイトはトンチンカン
で、ホテル予約サイトがどんなトンチンカンな事をやってるかと言うと、この尾張地方のホテルを瀬戸市に近いと紹介してあるんですね。
名古屋と尾張は別物で、尾張地方ひとくくりにコンピュータに問いかけると名古屋以外の愛知県西部という事になるんだと思いますが、結局公共交通機関だと一旦名古屋市のどこかに出ないと瀬戸市に行けない地域も一括りになってるんですよね。
地元民からすると、確かに春日井市からなら理解は出来ます。とは言え理解も出来ると言う程度。位置関係や道の状況を知っていれば選ばないエリアです。
公共交通機関で行くと
そして瀬戸市から春日井市、多治見市以外で電車と言う選択肢はありません。春日井市、多治見市からは、中央線で高蔵寺駅。そこから愛知環状鉄道で瀬戸市。
20分 470円
これは直通の場合。名古屋駅から直通もありますが、確か1時間に一本もないはずです。
乗り換えの場合、料金は変わりませんが時間はプラスして考えて下さい。
多治見市
20分 520円
多治見からは必ず乗り換えになります。20分は最短。乗り換えのタイミングによります。
名鉄小牧線→名古屋市営地下鉄→名鉄瀬戸線又は上記の中央線経由
60分 920円
60分 1050円
乗り換え3回以上、当然1時間以上、料金最安1230円
公共交通機関で行くとなると、名古屋の「栄」からが一番わかりやすい。
栄町駅→新瀬戸 30分 470円
瀬戸市に繋がる鉄道は、3路線。
・JR中央線で前述の春日井市の高蔵寺駅まで行って愛知環状鉄道に乗り換えて瀬戸市。
・地下鉄東山線から東部丘陵線「リニモ」乗り換えで瀬戸市の南の端「八草」に行き、そこから愛知環状鉄道と言う第三セクターで日本一の黒字を出してる路線に乗り換えて新瀬戸駅へ。
瀬戸市以外のエリアに宿泊するなら、自分なら絶対「栄」
名鉄瀬戸線
そしてこの名鉄瀬戸線、名鉄は愛知と岐阜に様々な路線を持つ、総路線距離日本でNo.2の私鉄だが、この瀬戸線だけは他のどの路線にも乗り入れる事はない。
元々「瀬戸電」と言うローカル線を名鉄が合併吸収したもの。名古屋駅まで延伸の計画もありはしたが、様々あって頓挫。
種別として、普通、準急、急行、特急とありますが、全線単線のため後発の特急が普通より早く着くかと言ったらそんなことはありません。追い越しができないため、普通だろうが特急だろうが
先に出た列車が先に着く
という珍しい路線。
他の路線なら「普通は時間かかるから後の特急に乗ろう」となると思いますが
無駄です(;^_^A
そして地下鉄の栄駅と名鉄瀬戸線の栄町駅はビミョーに離れていて(近いけど)、地上からだとどこから行くのかよくわからないので、地下に降りて看板を頼りに行く感じになる。地下からだとすぐです。
路線的には
栄町、守山自衛隊前、小幡、尾張旭、瀬戸市と言う、名古屋市北東部から尾張旭、瀬戸を結ぶ路線。
現在の名古屋から東に向かうメイン路線、地下鉄東山線沿いの地域より瀬戸市は昔から栄えており、今では古くさい感じのする「瀬戸街道」と呼ばれる道沿いに走ってる路線です。